外壁塗装におけるチョーキング現象とは?起こる原因、対策までをしっかり解説!

外壁塗装におけるチョーキング現象とは?起こる原因、対策までをしっかり解説!

外壁塗装を行うのは、そもそもが家全体の頑強性を高めるため。なのに、その外壁塗装そのものが劣化してしまったらどうしようもないじゃないか!という話。そんな外壁の劣化や脆弱性を表すシグナルの一つとして「チョーキング現象」があります。この現象が発生すると美観を損なうのみならず、耐朽性も心配です。今回は、外壁におけるチョーキング現象とは何か、その要因から対策までをしっかりと解説します!

外壁塗装における「チョーキング現象」とは? 

外壁塗装における「チョーキング現象」とは? 

外壁の劣化現象として発生する「チョーキング現象」は、業界ではかなり有名ですが、一般の人はそんなに知らないのでは?
この事象は別名を「白亜化現象」と言い、壁を手で触るとに手に白い粉が付いてしまう事。ああ、あのチョークね、と思った方、概ね正解です。

これは、外壁素材の劣化によって発生するもので、塗装が細かく浮いていることで手に粉がついてしまいます。劣化が避けられない以上、避けては通れない現象ということで、業界では極めてメジャーな現象でもあります。外壁だけでなくシーリングに使われるゴム材の硬化も要因となりますが、基本は外装材の劣化によって起こるので、事象が起きたら塗替えの目安、と思って間違いはありません。

「チョーキング現象」の原因は大きく分けて2つ

では、この事象は一体どのようなことが原因になって起こるのでしょうか?まずは簡単に原理を説明しましょう。

外壁に塗布する塗料は、基本的に「顔料」「水」「合成樹脂」「添加剤」を混ぜて作られ、何層にも塗り重ねる事で合成樹脂が塗膜と呼ばれる膜を形成します。こうして出来た塗膜が外壁を覆う事で、塗装面を保護しています。

顔料がむき出しになることが大きな原因

しかし何年も経つと、膜で面を保護していた合成樹脂が徐々に分解、劣化し、剥がれ始めます。それと並行して、塗膜を安定した状態に保っていた添加剤も分解。そして合成樹脂と添加剤が失われると、残るのは水を除けば「顔料」のみ。

顔料は元々は粉状の物質。美術の授業で使った絵の具も、元々は粉末の顔料に樹脂を混ぜています。日本画では粉末の顔料に液体状にした膠と呼ばれる動物由来のゼラチンを混ぜることで絵の具として使います。塗料の場合も、それと同じです。

粉末状に固まった顔料がむき出しになる事によって、手で触れた時に白い粉がつくのです。つまり、表面を守っていた膜の劣化や分解が産んでいる現象なので、劣化のサインとして機能する、という理屈です。

とはいえ、この事象が起きたとて、即座に壁が崩れる!と必要以上に怯える必要はないです。この現象を殊更に主張して契約を迫る業者もいるようですが、そこまで慌てる必要はありません。あくまでも劣化が「始まった」サインですから、壁の崩壊を招く喫緊の事態そのものではないです。悪質な業者に騙されないように注意しましょう。

自分でも出来る?「チョーキング現象」のセルフチェック方法

さて、この事象、一般的にはモルタルなどの外壁材を塗ってから5〜10年ほどすると起こるとされていますが、原因は自然劣化だけではありません。業者による施工不良で、施工後1年程度で起こってしまう事もあるようです。施工不良の場合に起こる原因は以下の通りです。

  • 塗料を塗った際の乾燥時間をしっかり取っていない
  • 雨の日に塗装作業を行った
  • 下地処理をしっかり行っていない
  • 下塗りの塗料と相性の良い中塗り塗料、上塗り塗料を使っていない
  • 塗料がしっかり混ざっていない

基本的には塗料の扱い方、塗り方を間違える事で、早期の劣化が起こってしまうのです。なので、5年以上という目安に関わらず、正しい原因を探る意味でも、自分で定期的にセルフチェックを行うことが大切になってきます。

正しいセルフチェック方法には2つあって、まずは最初に説明した現象のシグナル「手で壁に触れると白い粉がつく」を確認する事。そしてもう1つは、「水を掛けた時に色が変わってしまうか」を確認する事です。樹脂や添加剤といった保護膜が取れてしまっているとは即ち、防水効果が落ちているという事でもあるのです。

もし水を掛けてみて壁の色が変わるようであれば、非常に危険なサインが出たといっても過言ではありません。外壁において防水機能は「命」といって良いほど重要だからです。

「チョーキング現象」が起きた外壁の補修とは?

もし現象が確認できたら、何をおいても真っ先に、とまでは言わずとも、とりあえず早めに対策をとるべきでしょう。まずは落ち着いて、信頼の置ける業者さんに点検を依頼するところから始めましょう。業者によっては無料で点検を行ってくれるところもあります。

業者が行う対策方法

業者はどのような補修をするかを簡単に紹介しましょう。といっても、これは一般的な塗装工事の手順とそう変わったところはありません。はがれかけの塗装はしっかり塗りなおすことで復活するからです。

まずは「洗浄作業」を行い、劣化した塗料を高圧洗浄することによって洗い流していきます。高圧洗浄はただ勢いよく洗浄していけば良いというものではなく意外と繊細な作業で、手順をいい加減に行うと新しい塗料が付着しにくくなったり、またすぐに再発してしまう可能性が大きくなったりします。圧力によって外壁に負担をかける恐れもあります。

その後は「下塗り」を行います。下塗りには主に「プライマー」や「シーラー」を用いて、重ね塗りする中塗り・上塗り塗料が付着しやすい環境を整えます。また、外壁のひび割れなど外壁自体に損傷がある場合はその補修もしっかり行います。その後、しっかりと乾燥時間を置いて何度も塗り重ね、「中塗り」「上塗り」を行っていきます。

塗料や下地の相性が良くなければ、先ほども説明した通りすぐに現象が起きてしまうので慎重に丁寧に作業を行っていきます。

まとめ

以上、外壁塗装面に起きる「チョーキング現象」について、その仕組みや原因、業者による対処の手順からセルフチェックまで一通り解説しました。劣化しない素材などありませんので、外壁塗装の劣化は避けられるものではありません。しかし、なるべく劣化を遅らせるために、外壁塗装業者は丁寧な施工を心掛けています。

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